
単語を語呂合わせで覚える教材
今回は効果のない教材です。厳密には効果が全くないわけではありませんが、非常に効果の限定されたコスパの悪い教材です。
効果の出ない教材は、単語や文を語呂合わせで覚える教材です。
absolute という単語見たことありますか?
「絶対の」「明らか」という意味の形容詞です。
これを語呂合わせで覚えるとすると…
absolute = 「アブさるーということ、明白だ」のように覚えます。
absolute を見た時に、「アブさるーということ、明白だ」だから「明らかって意味だ!」
時間かかりすぎますよね。
では聞いた時にどうでしょう?
「あぶさるーと」なんて英語で言いません。つまり聞いても分からないんです。
- 「覚えやすいよ」と言う方もいるかもしれません。こうゆう語呂合わせでたくさん覚えたとしましょう。
でも、そうやって覚えた単語を実際に使えるでしょうか?
「あぶさるーと」なんて言っても絶対に通じません!
- 「でも、筆記試験では役に立つんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。
日本語のフレーズで思い出すのに時間がかかりますよね。制限時間のある試験では問題を解き終わらないんじゃないでしょうか。
英作文ができない
語呂合わせで覚えると、日本語を英語にできません。
使い方を知らないので、言い換えもできません。
じゃあ、単語を覚えるにはどうするのがいいか見ていきましょう。
使えるようになる単語の覚え方

覚える単語を50個とか100個用意します。
- まずはきちんと単語を言えるようになりましょう。最初はスペルや意味は分からなくてもいいです。この時点ではネイティブのような完璧な発音でなくてもいいので、自分で言えるようにします。正しい読み方はGoogleなどで検索すると、発音が出てきます。「ヴェジタブル」「ヴェジタブル」…言ってみると、意外に難しいものもあったりします。用意した単語を全部一気に読んでみます。
- 用意した単語全て言えるようになったら、意味を1個ずつ確認していきます。英単語は意味が複数あるものが多いですが、この時は1個だけ覚えます。「ヴェジタブル=野菜」「ヴェジタブル=野菜」…用意した単語全部、意味まで確認します。書かなくて大丈夫です。
- 日本語を英語にする。「野菜=ヴェジタブル」「野菜=ヴェジタブル」…用意した単語全部、日本語から英語にします。
- スペルを確認する。ここでヴェジタブルを書いてみます。
これを何度も繰り返すことで、記憶に残りやすくなります。
上の1~4を何度も繰り返すことが重要です。
書くのは最後の最後で充分なんです。
1の発音の確認と言えるようになれば、2,3は1つの単語につき、1秒もかかりません。
ちょっと手の空いた時間でできるので、試してみてくださいね。
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